2007年09月27日
意味を考えることができる本(1006)
今、今年発売される「本」の原稿を書いています。
といっても、基本的にテニスジャーナルに書いてきた原稿流用になるので、大きな加筆修正があるわけではありません。
まあ、それでも前書きを書いたり、章のリード文を考えたりと、それなりに「書く」ということを楽しみながらやっています。
テニスジャーナルに原稿を書き始めたのは、「科学的な分析などは面白いけれど、先生方の書く文章は面白みがないから、科学的なエッセンスを活かしながら面白く書いてください」という依頼を受けてのことです。
「まあ、面白く書けばいいんだったら、それほど難しいこともないだろう」と簡単に考えて引き受けて、書き始めから5年近くも連載をするようになっていました。
続けて書くということは難しいもので、いつも原稿の締め切りが近づくと、何となく憂鬱な気持ちなっていたのを思い出します。
文章を書くときにいつも思っていたのは、「ただ技術などの解説をするのではなく、『なぜ』そうなるのか、『なぜ』そうする必要があるのか、などとその「意味を考える」ことができるような文章を書こう」ということです。
コーチは、「アドバイス」することが大きな仕事のひとつです。
その「アドバイス」は、ただ問題点を指摘するだけではなく、それを解決する具体的な方法を提示し、そして、その「意味を深く理解」してもらうことができるものでなけばならないと考えています。
いつもそう考えていたので、文章を書くときも、そのことを常に念頭において書いていました。
なかなか自分の思い通りに書くことは難しいことですが、今までの解説本よりは、少しは「意味を考える」ことができ、そして、「行動のヒント」を与えることができる本になれば良いなあ、と思っています。
編集の方は、10月末には出版したい意向のようなので、以前お知らせしたよりは早く目にすることができるかもしれません。
「夢の印税生活」(?)は無理としても、できるだけ多くの方に読んでもらうことができるようにがんばって書いていこうと思います。
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