2011年10月09日
攻撃と守り(2291)
「ジュニアキャンプ3」の初日のキャンプを終了しました。
今回は、群馬県や福井、長野、静岡などから多くの子どもたちが参加してくれてにぎやかです。
今回のキャンプテーマは、「攻撃と守り」です。
攻撃の手段は、強いボールを打つことだけではありません。
一か八かのショットで、エースを取りに行くことでもありません。
相手に攻撃されないで、安全の攻撃する術を知らなければなりません。
スーパーショットを随所に見せることができる世界のトップ選手でも、そういう配球を心がけます。
そのためには、スピンの性能を磨くことです。
特に、相手に攻撃された時のリカバリーショットでは、その性能が相手の次の攻撃を封じることにつながっていきます。
そして、クロスへの攻撃を頭に入れておくことです。
トップ選手のゲーム分析では、8割以上がクロスへの配球になっています。
それは、クロススコートは、
・守りやすい(コートカバーのために戻る距離が短い)
・センターのネットが低く、対角距離が長いのでミスのリスクが少ない
などの利点があって、多用されるからです。
子どもたちの試合を見ていると、リスクの高いショットを選択する場合が多いように感じます。
また、コートを広く使うことを心がけるべきです。
前に子どもたちの試合のゲーム分析をしたところ、大変狭い範囲での配球しか見られませんでした。
ショットの威力で相手を圧倒できるのであればそれでもいいかもしれませんが、そんなケースは少ないと思います。
だから、配球や戦術を考えていかなくてはなりません。
テニスは、ほんのちょっとの戦術の変更で大きく流れが変わります。
そのことを頭において、ただショットを打つ練習にならないようにしてほしいと思います。
今日も天気が良さそうです。
昨日は、9時間オーバーの初日の練習でしたが、不思議と疲れを感じません。
気力!やはりそれが何よりも大切です。
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