2007年08月27日
練習は裏切らない(980)
昨日で中牟田杯の東海予選が終了し、この夏の大会も残すところ「ヤングスターカップ」だけとなりました。
ITF兵庫に参戦している選手は、今週と来週の2週にわたって大会が開催されるので、息つく暇はありませんが自分の力を出し切って戦ってほしいと思います。
この夏の大会では、本当に良くがんばって、とても大きな成果を残してくれました。その中でも、
鵜飼元一 インターハイベスト4
中川 航 全国中学生大会ベスト4
は素晴らしい成果です。
この二人は遠いところからクラブに通ってきます。それだけでも大きなエネルギーが必要です。
これが大きな支えになったのかもしれません。
「強くなる」ということは、「何かを犠牲にする」ことです。
彼らは、自分の「時間」を犠牲にして、テニスのために、テニスが強くなるために懸命に努力してきました。
それだけ練習したことが大きな自信となり、それが成果となって表れて本当に嬉しく思います。
その報には涙しましたが、コーチとしてもっとも嬉しい瞬間であることは間違いありません。
やはり、「練習は裏切らない」ことを確信した時でもあります。
その他の子ども達も、自分なりに大きな成果や自信のようなものを感じているのではないでしょうか。
今年は、例年以上にたくさん朝練をしました。
少ないスタッフの中で、「よく、ここまでがんばることができたなあ」と、あらためて佐藤コーチのがんばりに感謝しています。
また、キャンプや合宿では卒業生のみんなに助けられて、とても充実した練習ができました。
「ジュニアテニスネットワーク」を支える輪が大きくなり、大きな力をつけてきたと感じることができます。
こころから感謝しています。
それも、「子ども達の情熱」に動かされた結果です。
朝練に参加したい子は、朝5時ごろに起きて、まずテレビのスイッチを入れ、天気を確認すると待ちきれずに準備をして6時前には玄関にいるそうです。
私は朝練の時は、基本的には6時30分前にクラブに行きますが、すでに何人もの子が扉の前で待っています。
多い時は、40人以上の子ども達が一斉に朝練を始めます。
私が選手コースの運営を始めた頃に夢見た光景がそこに広がっています。
それが嬉しくて、私も朝起きるのが楽しみになっていました。
もちろん、がんばっても成果が思うように出せずに悔しい思いや涙も流したと思います。
それでもテニス賭ける思いがあれば、誰かの歌ではありませんが、きっと「涙の数だけ強くなれる」、その感じる今年の夏でした。
来年にはどんな「夏」が待っているのでしょうか。
わくわくするような気持ちで思いを馳せることができる自分を幸せに思います。
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