2007年08月28日
選考会方式(981)
「ヤングスターカップ2007」14歳以下の大会初日を無事に終えました。
今回の大会の特徴は、初めて「選考会」という方式を採用したことです。
今までは、どちらかというと「大会の賞品」として海外遠征や国内遠征を行ってきましたが、やはり、その可能性や能力を統合的に判断して選手を選考する方法が必要なのではないかと考えたからです。
ジュニアデビスカップやワールドジュニアなどのナショナルチームの選考に関しても、従来のある大会の上位入賞者を自動的に選出する方法から、何度かの選考会を実施して、候補選手からもっとも妥当な選手を選考するようになってきました。
その方が、選考会に臨む選手のモチベーションはあがりますし、選手の特徴や特性なども十分に把握できる機会が多くなるので、選出の妥当性も向上します。
そうした背景を鑑みて、今回の大会は「選考会方式」を採用したという次第です。
ですから、トーナメントも、単なるトーナメントではなく、1回戦敗退者によるファーストラウンド・コンソレーションだけではなく、セカンドラウンド敗退者のコンソレーションも行い、その上位進出者とトーナメントの上位進出者による対戦も考えています。
私達はトップジュニア委員会は、選手の本当の力を見たいと考えるからです。
ひとつのトーナメントで、しかも1回の勝負だけではなく、できるだけ多くの試合を見て、結果を踏まえながら総合的な判断をしたいと思っています。
そういう大会にすると、運営は結構大変です。
トーナメントが進んでも、たくさん試合が組まれるので、なかなか試合が終りません。
しかし、2日間のトーナメントではありますが、かなりの試合を見ることができます。
そして、そのトーナメントから選出された選手と、すでに選考会に選出された選手の試合や練習を見て、海外遠征派遣選手を選考することができるので、判断の妥当性は向上し、可能性豊かな選手に大きなチャンスを与えることができると思います。
明日もたくさん試合が行われます。
朝練もあるので、ちょっとしんどい思いはありますが、今日も試合の後に練習をしていく子ども達を見ながら、この子達に「夢を与える仕事」ができて本当に幸せだと感じています。
この思いを持って明日も一日がんばりたいと思います。
明日、試合を行う選手諸君は、その持てる力を精一杯に出し切ってほしいと思います。
人気blogランキング参加中。読み終わったらクリックお願いします!!