2007年12月04日
ひらめき脳(1058)
しばらくインターネットに接続できない状態が続いたので、久しぶりのコラムになりました。
接続が上手くいかなくて悪戦苦闘しているときは何をやってもダメで、最後はパソコンを壊してしまいたくなるような衝動に駆られるのは私だけでしょうか?
でも、解決は突然現れてくるんですね。
それまでの苦労が何だったのかと思えるほどあっけなく問題が解決し、ほっとするとともに「時間を返して!」と言いたくなってしまいます。
しかし、この問題が解けた瞬間というのは、なんとも言えず気持ちの良いものです。
今、寮生の子ども達はテスト期間なので、時々数学や英語なんかを教えています。
数学の問題なんていうのは、30年ぐらい前にやったので記憶もおぼろで、何となくしか理解していないので、基本問題なんかを解きながら、記憶を呼び起こして対応しています。
それでもなかなか解けない問題もあるわけで、頭の中で「あーでもない、こーでもない」といろいろな考えが駆け巡り、それでも解答が見つけられずにイライラします。
そんな時に、突然、解答がひらめくことがあるもので、数学のような問題はこの「ひらめく」というのが大変大切なことだと思います。
これを「ひらめき脳」とか「数学的思考」とか言うそうですが、スポーツでもそのような「ひらめき」が大切ですね。
講習会などでも話をしますが、私のようなスポーツの指導者は、この「ひらめき」を導き出す、というのがもっとも重要な仕事です。
いろいろなアプローチをして、何度も試行錯誤して、それでも上手くいかずに苦しむ選手を、なんとかなだめながら、叱咤しながら追い込みます。
それは大変苦しいことですが、その苦しさの中から、「あっ!これだ!」とひらめくものを見つけ出した時の喜びは大変大きなものです。
私は「それ」を探し出すお手伝いをしているんですね。
数学の問題を解きながら、そんなことを考えていました。
スポーツは、やさしい数学の問題のようにすんなりと解答を見つけ出すことはできませんが、その分だけ喜びが大きいことを何度も言っていかなくてはなりません。
さてさて、寮生の子ども達のテストの結果はいかがなもんでしょうか?
この子達に、「ひらめき脳」があることを信じたいと思います。
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