2007年11月24日
スローライフ(1054)
昨日は少し時間があったので、下の娘とサイクリングに出かけました。
かなり長い時間こいでいましたので、少しお尻と足が痛いですが、心地よい感じがします。
世の中は「スピード時代」と言われ、目的地まで早く着くことや目的をできるだけ短時間で達成することを競ったりすることが多くなってきたように思います。
それに対して、もっとゆっくりと時間を気にしないで、今の自分を大切にしましょうよ、なんていうスローガンの下、「スローライフ」なる言葉もよく聞かれます。
この「スローライフ」は文字通り、時間に追われることをやめ、目的達成のためにあくせくすることをやめ、今時分のやっていることだけを見つめて、充実した時間を過ごしましょうということだと思いますが、なかなか現代では難しいですね。
そんなことをゆっくりと自転車をこぎながら考えていました。
目的地に着くだけであれば、自動車の方が数段早いのですが、自転車でゆっくりと走っていると、今まで気づかなかったようなことに気づいたり、行ったことのないような路地に不思議な店なんかを発見したりして、なんだか嬉しくなります。
そうですね、目的地に着くことが目的ではなく、その「過程」を楽しむような感覚ですね。
しばらく忘れていたように思います。
スポーツでも同じですね。
目標を達成しようと、それに気持ちが大きく捉われていると、ちょっとしたミスが許せなかったり、試合での敗戦でやめたくなったり、相手のちょっとした動向が気になってイライラしたり、焦ったり、目的を達成できないことを異様に不安がったり、感情がコントロールできなったかったりすることが多くなります。
でも、その「過程」を楽しむ感覚が高ければ、今の自分のすべきことにちゃんと焦点が当てられるので、ちょっとしたことで嬉しくなったり、試合での敗戦を素直に認めることができたり、練習する相手をちゃんと尊敬できたり、ナイスショットに感動したり、ボールを打つことが楽しくなったり、とスポーツの本当の素晴らしさ、楽しさを感じることができるようになると思います。
まあ、結果を求める気持ちが強いのはスポーツの宿命でもあるので、それに気持ちが向いてしまうのは仕方ないことかもしれませんが、やはり大切なのは、「今」ですね。
その「今」を大切にして、焦らず、今そのスポーツができることに感謝して過ごすことができれば、それはとても幸せなことです。
「スローライフ」ならぬ「スローテニス」ですかね。
焦らず、焦らず、ゆっくり、ゆっくり、ちゃんと自分の道を歩んでいくこと、それが一番「強い」ということを知ってほしいと思います。
私もそれを忘れないために、たまに自転車でゆっくりと時間を楽しみたいと思います。
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