2007年11月10日
経験教育(1047)
ニューカレドニアの遠征が無事に終了しました。
この季節に場違いとも思える真っ黒に日焼けした顔は大変違和感を覚えます。
まあ、多くの方が観光や新婚旅行で訪れる美しい島国を巡ることもなく、ひたすらテニスをやり続け、見続けた結果なので、それはそれで「よし」としなければなりませんね。
今回の遠征は、日本人選手がすべての種目で優勝を果たしました。
もちろん負けた試合もたくさんありますが、レベル的にはやや物足りないという感じはあります。
しかし、何度か言っているように、海外遠征は「経験教育」の場だとも考えています。
特に年齢が低い場合にはその「意味合い」は大きくなります。
ただ本で見たり、人から聞いたりしたものだけではなく、実際に経験することの大切さは何よりも勝ります。
実際に見て経験したことはしっかりと記憶に残るし、身体感覚に刻まれます。
気温や、におい、雰囲気など、その場で感じることは実際の体験なくして記憶されるものではありません。
そうした経験を継続的に繰り返していくことで、テニスに対するモチベーションが上がったり、日常での発見の喜びを再確認したり、今までと少し違う「感覚」が芽生えます。
これがもっとも大切な「経験の力」となります。
そして、それはきっと「豊かな人生」には必要な力となっていくものだと思います。
今回の遠征に参加した選手諸君は、全員が初めての海外経験です。
この遠征でどんなことを感じ、学んだのかは分かりませんが、この地に来たという事実がとても大切な経験になれば良いなと思います。
息つく暇はありません。
明日からは中国遠征が始まります。
またこの遠征でも子ども達が多くのことを経験し、それを「力」にすることができるようにしっかりとサポートしたいと思います。
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