2011年05月11日
海外遠征(2183)
先日、トップジュニア委員会が開催されて、今年度の活動などについて話し合いが持たれました。
この委員会の設立主旨は、できるだけ低年齢のうちに海外への遠征を経験させるというものです。
海外遠征が身近なものになったとはいえ、費用もそれなりにかかり、海外遠征を企画するクラブも少なく、
「情報や経験がなくてチャンスを逃す子どもたちのために遠征に出ます。」
と言われた小島コーチと同じような考えを持って活動しています。
活動を初めて今年で8年めになります。
海外遠征は22回行われ、海外遠征を経験した子どもたちは延べで125人になります。
その間に6回の国内遠征も行い、延べで37名の子どもたちが遠征を経験しています。
この数字がどういう意味を持つのか、よく分かりませんが、もしこの活動がなかったら、海外遠征を経験する子どもたちはここまで多くはなかったと思います。
いろいろな批判があることは知っています。
「大島が個人的な趣味でやっているんだ」
というようなことを言われたこともあります。
そもそも、子どもたちに海外遠征が必要なのかという議論もあります。
そうした議論に対しての私の意見をこう述べました。
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ジュニアの海外遠征を行っている立場の人間にとって、この問題はいつも頭にあります。
少し前までは、関東のクラブのようにアメリカなどに遠征に行くのが当たり前、の感覚は薄れているように感じます。
そうした経験を積むよりも、もっと日本での練習や試合にお金をかけたほうが良い、という考え方のほうが多くなってきたのかもしれません。
しかし、「テニスに関係なく、可能な限り早い年代で海外は経験しておくべき」というのは私の持論でもあります。
そのためにスポンサーも探し、自分の経費はできる限り削って費用を抑えます。
自分が親であったらの、立場を忘れないように、できる限り費用をかけないで経験できる大会や遠征を工夫します。
そうした思いを持って大きなエネルギーを使って海外に遠征に出ます。
それは、人生に役立つからです。
ジュニアを海外まで引率するコーチは、責任も大きいですからとても大きな情熱とエネルギーを持っていると思います。
そのエネルギーが子どもたちの夢につながれば良いと思っています。
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・・・それだけのことです。
ジュニアの育成を仕事としているのであれば、少しでも夢の実現の手助けがしたい、その思いだけで活動しています。
活動は・・・まだまだ続きます。
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