2009年05月08日
テニスのサービス -4- (1619)
テニスの科学(60)
― サービスの球種打ち分け技術を科学する(4) ―
「球種によって動きはどう変わるのか(3)」
インパクトにおける内旋角度は、フラットサービスにおいてもっとも大きな値を示しました。
スイングの力強さは内旋の動きによる割合が大きいことは知られています。
フラットサービスでは、より強い打球を得ようとして、腕をできるだけすばやく前方へ振り出すために大きな内旋動作を行うものと考えられます。
また、インパクトにおける回内角度は、フラットサービスに比べて、スライスサービスやスピンサービスのほう大きな値を示しました。
ボールをこすりあげるように打つためには必要な動きです。
人間の器用さを決めるのは、回内の動きが大変重要です。
スピンをコントロールするために、薄く当てる感覚などを高めることが重要で、大変に器用な動きが求められるので、回内の動きで調整を行うと考えれば納得がいきます。
回内や内旋をどのくらいの大きさで、また、いつ行うのかについては触れませんが、サービス球種の打ち分け練習とともに回内と内旋の動きをトレーニングしておく必要があるということです。
継続して行えば、かならずや球種の打ち分けの技術を高めることができます。
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